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●オリジナルCD-R版『EXTRICATION』



リリース元: Attenuation Circuit ‎(ACS 1007 2014年)

2014年にリリースされたプロモ用CD-Rのコンピレーション 『EXTRICATION』には、Doc Wör Mirran Feat. Conrad Schnitzler名義の未発表曲"The Grateful Dad"が収録されています。曲調は、同じDoc Wör Mirran Feat. Conrad Schnitzler名義のCD『Rojo』の3トラック目と同傾向で、静的で品のいいダーク・エレクトロニクスです。Doc Wör Mirranの典型的なサウンドとは異なり、サックス、リズム音、ギターは入りません。曲名はGrateful Dead(米国のバンド)の"もじり"かと。

●ダウンロード版『EXTRICATION』



購入先: bandcamp
試聴: bandcamp

2016年9月3日より、bandcampでデジタル購入が可能になりました。試聴ができる上、無料でダウンロードすることも可能です。


リリース元: Soul Jazz Records (CD: SJRCD213, LP1: SJRLP213-1, LP2: SJRLP213-2 2010年)
主な購入先: アマゾン(CD)
試聴: Soul Jazz Records

2010年に英国のSoul Jazz Recordsよりリリースされたコンピレーション 『Deutsche Elektronische Musik』は、ジャーマン・プログレッシブ・ミュージックおよびジャーマン・エレクトロニクス・ミュージックを広く紹介するもので、全24曲が収録されています。CD版は2枚組、LP版はvol.1とvol.2(共に2枚組)の計4枚で構成されています。CD版には36ページの豪華ブックレットが付いていて、歴史的・政治的背景から各収録アーティストの紹介まで写真入りの英語で解説しています。ここではドイツの優れた音楽に対する大きなリスペクトが感じられ、元々蔑称として用いられていた「クラウト・ロック」という言い回しも見当たりません。(*)選曲にもこだわりが見受けられ、例えばタンジェリン・ドリームは『Hyperborea』収録の"No Man's Land"、アシュ・ラ・テンペルは『Starring Rosi』収録の歌もの"Daydream"といった具合で、かなり聴きやすく、なおかつ、ちょっと気になる作品が選ばれているように思います。さて、本コンピレーションに収録されたConさんの作品"Auf Dem Schwarzen Kanal"にも相当なこだわりが感じられます。なぜなら、ここで聴くことができるバージョンは、1980年にRCAからリリースされたオリジナルEPバージョンだからです。(再発版とはバージョンが異なります。)

なお、本作品の第2弾 『Deutsche Elektronische Musik 2』が2013年にリリースされていて、こちらにはConsequenz作品(Conrad Schnitzler & Wolf Sequenza名義)の"Fata Morgana"が収録されています。(注* 第2弾の最後のトラックにはファウストの"Krautrock"が収録されています。こちらもまた、こだわりの選曲と思います。)




リリース元: HalTapes (2009年)
購入先: bandcamp (ダウンロード版)
試聴: bandcamp

2009年にマイクロカセットで米国HalTapeよりリリースされたコンピレーション『Dictaphonia Microcassette Compilation Volume 5』には、Mi.T. - CON名義のトラック"Micro-jam"が収録されています。Mi.T.とはMICHAEL THOMAS ROEのことです。彼はKluster CMOのメンバーで、Conさんとのコラボレーション作品もいくつかあります。本トラックは、(恐らくゆっくりテープ再生した)スローテンポのロックっぽいサウンドに、木琴やドローンのサウンドが重なったもので、ユニークな音世界が構築されています。なお、本コンピレーションはダウンロード販売もされていて、試聴が可能です。


リリース元: Sonic Arts Network (2007年)

Sonic Arts Networkより2007年にCDでリリースされたコンピレーション『Otherness』には、Conさんのプライベートリリース作品"00/356 (No. 9)"が収録されています。プライベートリリースCD-R『00/356 Cutter』はソロ・ボイス作品で、それぞれ内容が異なる全14トラックのソロ・ボイスが収録されていますが、全体的にダークで抽象的な電子音の作風です。本コンピレーションに収録された00/356の9トラック目も輪郭が不明瞭なサウンドで、まるで風がゆっくり吹くかのような、「シュー」というノイズが変化する様が表現されています。ところで、インターネット上に(00/356ではなく)00/365と記載しているサイトがありますが、それは誤りです。




リリース元: Submergence (SUB 5007 2003年)

米国ニューヨーク・シティーのSubmergenceより2003年にCDでリリースされたコンピレーション『Ponder This』には、Conさんのプライベートリリース作品"00/117 <19-21>"が収録されています。『00/117 ACTIVISM』は、Conさんによればインダストリアル・テクノ作品とのことですが、インダストリアルなリズムに即興のメロディーっぽいサウンドが絡む作風となっています。この約60分ノンストップ作品はいくつかのエピソードに分かれていて、比較的テンポが速めのものが多いですが、本コンピレーションに収録されている00/117の19~21トラック目(6:50)は、後半のミディアムテンポのエピソードとなっています。なお、初期の頃の『CON '72』や『CON '72 Part II』で用いられていたEMSのサウンドもミックスされています。


リリース元: Flying Swimming (fs00001 2003年)

日本のFlying Swimmingより2003年に2枚組CD(3インチのCD-ROM付き)でリリースされたコンピレーション『Das Dreidimensionale Möbiusband』には、Conさんのプライベートリリース作品"00/143 (1-15)"が収録されています。この曲は、プライベートリリース『00/143 Applejuice』の最後の15トラック目で、軽快に跳ねる3拍子のシークエンスが特徴的な、かなり聴きやすいトラックです。なお、よく聴くと4拍子のシークエンスもときどきミックスされていることが分かります。このプライベート作品『00/143 Applejuice』は、Conさんによるとエレクトロのインストゥルメンタル作品とのことですが、全体的にややフリーアートの度合いが高く、2~5分の短めなトラックのみで構成されていて、ノリのいいフレーズが繰り返される5トラック目や、雷に驚く人々の悲鳴を連想させる11トラック目など、ユニークなトラックが含まれます。ところで、本コンピレーションには、収録されたアーティストなどの情報が掲載された3インチのCD-ROMが付いている他、装丁がユニークで、コンピレーションのタイトル『Das Dreidimensionale Möbiusband』(3次元のメビウスの輪)を連想させるような、膨らますと上の写真のような輪っかになるビニールの他、それを吹いて膨らませるためのストローなどが付いてきます。


リリース元: Margen Records (0102 2002年)

スペインのMargenより2002年にCDでリリースされたコンピレーション『Músicas desde el Abismo (Music From The Edge) Vol. 05』には、Conさんのプライベートリリース作品"00/181-1"が収録されています。ただし、実際に収録されているのは、クレジットとは異なり『00/183 Three Ears』の2トラック目です。このプライベートリリース『00/183 Three Ears』は、ダークでアブストラクトなエレクトロニクス作品で、本コンピレーションに収録された2トラック目は、低音の重々しいストリングスやホーンが響く中、それらとは対照的な、高音の乾いたサウンドのシークエンスが走るエピソードとなっています。なお、『00/183』では、この2トラック目は前後のトラックとクロスフェードしますが、本コンピレーションでは編集により前後のトラックの音は消されています。



リリース元: MHz (06/24 2001年)
リリース数: 100
試聴: Bandcamp

ドイツのMHzより2001年にカセットテープでリリースされたコンピレーション『Zeta』には、Conさんのプライベートリリース作品"00/142-8"が収録されています。本トラックは、まるでフィードバックが掛ったエレキギターのようなワイルドに歪ませたサウンドに、ノイズやドラムのアタック音をミックスした非常にユニークなトラックです。なお、このトラックが元々収録されていたプライベートリリース『00/142 Triangle』は、Conさんによるとエレクトロのインストゥルメンタル作品で、2~5分の比較的短めな計17トラックが収録されています。それらはいずれも、メロディーと呼べる要素がほとんどないサウンドで構成されています。

ところで、本コンピレーションの装丁は大変ユニークで、カセットテープ本体の他に、付属品としてMHz特製の鏡が付いてきます。実は、カセットのレーベル面には、文字が逆さに(鏡文字で)印刷されていて、そのままでは何が書いてあるのかよく分からないのですが、上の写真のように鏡の上にカセットを縦置きすると、鏡に映ったレーベル面の文字が判読できるといった、非常に凝った趣向となっています。(鏡の中央部には、カセットを載せる位置にわざわざ印が付いています。)カセットの鏡文字等の拡大写真はこちら

※以前行われていた本コンピレーションのダウンロード販売(MP3)は終了し、現在は、Bandcampより無料で試聴できるのみとなっています。
●オリジナルCD-R版『Historical Auricle』



リリース元:Auricle (AMSCDR 002 2001年)

2001年に英国AuricleよりCD-Rでリリースされたコンピレーション『Historical Auricle』には、Con-Hertz名義のトラック"Other Face"が収録されています。このトラックは、Con-Hertzの『Contrasts』に収録されている"Con Fuoco"の1トラック目と同じですが、ただし、冒頭部のボリュームがやや低めといった、僅かな違いがあります。

●ダウンロード版『Historical Auricle』



リリース元:Auricle (2020年6月20 日)
購入先:bandcamp
試聴:bandcamp

2020年にリリースされた、コンピレーション『Historical Auricle』のダウンロード版です。試聴もできます。


リリース元: RR Records (1998年)

米国のRR Recordsより1998年にLPでリリースされたコンピレーション『RRR 500』には、Conさんのトラック(タイトルなし)が収録されています。本コンピレーションには、様々なアーティスト/グループによる数秒の短いループが、A面B面にそれぞれ250トラックずつ(合計500トラック)収録されています。ConさんのトラックはA面191曲目です。(ちなみに、Gen Kenのトラックが、そのひとつ前のA面190曲目に収録されています。)

さて、本コンピレーションは、非常に変わった仕様になっていて、通常のレコードと異なり、1トラック目に針を落としても、延々1トラック目のループを繰り返すだけで、2トラック目以降に進むことはありません。実は、各トラックの溝はつながっておらず、たまたま針を落としたトラックのループをひたすら繰り返すのみとなります。本レコードのA面B面には、そのような、つながっていない溝が250本、トラックの数だけ付いています。そのため、どれがConさんの溝か確実に確認するには、ルーペで1本1本数えて、191番目に針を落とすといったような、かなり緻密な作業を要することになります。とりあえず私がやってみたのは、計算により、一番外側の溝から大体58mmくらいのところに191トラック目があると推定し、その前後のいくつかの溝に針を落として聴いてみるといったやり方です。(幸い、黒の色が濃いトラックが近くにあるので、それが目印になりました。)これにより、恐らくこれがConさんのループだろうと思われる候補を見つけることができました。


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