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コンラッド・シュニッツラーの作品のいくつかはインターネット上で公開されていて、無料で視聴することができます。

●YouTubeとDailyMotionに映像掲載

YouTube
DailyMotion

また、Wolfgang Seidelさんにより以下の映像が掲載されています。

conrad schnitzler cassette concert
Conrad Schnitzler Portrait (ドキュメンタリー)
Raeume (ドキュメンタリー)
eruption kinetic music
音楽: Eruption (Conrad Schnitzler, Klaus Freudigmann, Wolfgang Seidel)
Eruption Elevator
音楽: Eruption (Conrad Schnitzler, Klaus Freudigmann, Wolfgang Seidel)

●Conrad Schnitzler/Tracks From The Ivory Tower より全8曲

ノルウェーのTRBProd.がリリースしている無料の"ダウンロード・アルバム"です。

●Michael Thomas Roe関連のMySpaceページにサンプル掲載

Mi.T.-CONのMySpaceページやMichael Thomas RoeのMySpaceページに、Kluster CMOやMichael Thomas Roeとの共作のサンプルが掲載されています。
Conさんが亡くなられてから、もう一週間が過ぎました。
コメントをいただいた方々、どうもありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。

この一週間にあった主な動きについてお知らせしたいと思います。

●CD-Rの新しいオーダー先が決まりました。Conさんは、亡くなる数日前、プライベート・リリースの販売引継のためにコン・パニー~"con-panie"を結成しました。今後は、プライベート・リリースのCD-Rの注文先は、宛となります。また、それに伴い、『CD-Rのよくある質問』を更新しました。

なお、con-panieには、ヴォルフガング・ザイデルさんの他、Conさんから多大な影響を受けているm=minimalレーベルの方々が強力な助っ人として携わっています。正式リリースとしての遺作となってしまったCD/LP『Con-struct』でコラボレートしているborngräber & strüverの2人はm=minimalの主催者でもあるわけですが、彼等もcon-panieの一員です。

●その他の質問についてのコンタクト先は、ヴォルフガング・ザイデルさんが対応するとのことです。

●グローバル・リビング・プロジェクトへの参加のため、ConさんのDNA(髪の毛)を送って欲しいという要望が世界の様々な国の方々から寄せられました。しかし、Conさんが亡くなられた今となっては、DNAをお送りすることはできませんのでご了承ください。代わりに、もし機会があったら、是非DNAが埋められている場所に訪れてみてください。日本では、富士山五合目の御中道に埋めています。御中道の入り口から歩いて5分程度だったと思います。富士山の観光シーズンは毎年7~8月で、9月以降は寒さが増すので、行かれるならちょうど今がチャンスです。(ただし、高地のため、酸欠による頭痛には十分気を付けてください。)なお、蛇足ながら、お土産には五合目の神社にある、富士山の頂上の小石が入ったお守りをお薦めします。Conさんもスタジオにこのお守りを置いていて、棺にも入れようと思っていたそうです。

●ニューヨークのFMラジオ局WFMUで、3時間の特別追悼番組"Conrad Schnitzler Tribute"を行うことが決まりました。日本時間で8/19(金)午前4~7時です。ゲストは、長年Conさんのコン・サートでコンダクターを務めたジェン・ケン・モンゴメリー~Gen Ken Montgomeryです。レアな音源を流す他、コン・サートをライブで行ったり、Conさんについて語ったりするそうです。この番組はインターネットでも聞ける他、録音がアーカイブされるとのことです。

●ドイツの全国紙の新聞、ベルリナー・ツァイトゥング~"Berliner Zeitung"に8月8日付けでConさん死去の記事が掲載されました。(Google翻訳。)

Q1: コンラッド・シュニッツラーのプライベートリリースのCD-Rはどこで買えますか?

A1: 日本では、ショップMECANOドッペルゲンガーレコーズMeditationsで一部のCD-Rを取り扱っています。

Q2: どのCD-Rを買うことができますか?

A2: ConJinリストに掲載されているCD-Rのうち、ショップが取り扱っている作品は90/XXXと00/XXXとなります。なお、Old private listの70-80年代のCD-Rは販売終了となりました。

Q3: コンラッド・シュニッツラーのCD-Rを個人売買することはできますか?

A3: CD-Rに関するテキスト、画像、写真はインターネット上に掲載しないでください。下の声明文も参照してください。
また、コンラッド・シュニッツラーのCD-RをYahooオークションやeBayなど、インターネット・オークションで取引するのはご遠慮ください。
なお、コンラッド・シュニッツラーの音楽をYouTubeやMySpaceなどのインターネット・サイトにアップロードしないようお願いします。

声明文 コンラッド・シュニッツラー 2001:
生まれたのは1937年。
アイボリー・タワーに住んでいる。
自分のホームタウンから離れたことは一度もない。
「ラール・プール・ラール(芸術のための芸術)」をやっている。
一般受けするような人気は不要だ。
質問に答えるのは好きじゃない。
友達には敬意を払っている。
友達とは、私の音楽を愛し、そのために快くお金を払ってくれる人達のことだ。
友達のために、私は自分の時間を掛けている。
友達のために、自分の音楽をプロデュースしているが、それはどの店でも扱っていないCD-Rでだ。
私の作品の様々な作風を確認することができる。
声明文は、さらに追加する予定。
では、また。
コン-ラッド

関連項目:
Conさんは根っからの芸術家
Conさんからお願いが送られてきました

(コンラッド・シュニッツラー、2011年7月23日、ベルリンのジーゲスゾイレ~Siegessäuleにて)

コンラッド・シュニッツラー氏が、胃腸の癌のため、2011年8月4日(木)の晩(ドイツ現地時間)に永眠されました。享年74歳でした。プライバシーの観点から、彼の病気については掲載を見合わせていましたことをご了承ください。Conさん本人もそれを望んでいました。

Conさんの追悼のため、是非Global Livingプロジェクトのページをご覧ください。

彼の奥さん、ギル~Gilさんからのメッセージ:
「Conは彼の音楽を通じて、私達とずっと一緒にいることでしょう。」

彼の遺作となったプライベート・リリース『00/830 Endtime』は7月31日に制作されました。癌による痛みと闘いながら、亡くなられる4日前まで作品に全力を注ぎ続けていました。

なお、今後、Conさんのプライベート作品のオーダーなどの問い合わせ先は、ヴォルフガング・ザイデルさんに引き継がれることになっています。

私は、亡くなる前日までConさんからメールをいただいていたので、正直、まだ現実として受け入れることが難しい状態です。この文章を書きながら、自分自身を納得させようとしています、、
日本の皆さんへお悔やみと哀悼の意を述べさせていただきます。
今後のご多幸をお祈りしています。
Con
KW (KiloWatt)は、コンラッド・シュニッツラーとヴォルフガング・ザイデルによる1972~1980年のプロジェクトです。以下は、CONさんからのメールを意訳したものです。

1969~1972年のKluster and Friendsの活動の後、ヴォルフガング・ザイデルと私はさらに2人だけで1980年までの間、散発的な活動を行っていた。その他の人達は、誰も一緒にやる時間がなかった。1980年頃になると、パラゴン・スタジオとの関係が始まった。しかし、パラゴンはもっとリズミカルな音楽に関心が高かった。
だから、私達はしばらくの間、このようなやり方でやっていたわけだ。そして、その後はCON-SEQUENZとなった。
1970~1978年までの間、私はまだKONRADと名乗っていた。CONRADになったのはもっと後で、70年代の終わりになってからだ。
このような事情により、私達はその時代と当時のテープをKW (KiloWatt)と呼んでいた。(*訳者注:元々は、KWのKはKonrad、WはWolfgangのイニシャルから取ったとのこと。)
ヴォルフガングと私にとって当時はKILOWATTの時代だったが、それはKlusterの後に続くものだった。
ときどき私達はKW=KURZWEILな時代とも言っていた。KURZWEILとは、ドイツ語で、いいことがないので何かよさげなことを探して暇つぶしをする、といった意味の言葉だ。例えば、犬と遊んだりといった感じだ。
さて、私達は今、昔のテープを整理し終えたところだ。

現在、以下のレアなサンプル3曲を、YouTubeで公開しています。
なお、KWの作品が公開されたのは今回が初めてで、過去にリリースされたことはありません。



ディスクユニオンのフリーペーパー "Follow-Up" May 2008, Vol.61(2008年4月25日配布開始)に、コンラッド・シュニッツラーの最新インタビューが掲載されました。ただし、このインタビュー(INTERVIEW 30.3.08)は全体で75分53秒あるため、誌面の都合上、一部の内容は割愛されています。そこでCON-tributeでは、この貴重なインタビューを、丸1年掛け、全46回に分けてすべて掲載しました。

※こちらに掲載する内容は、すべてJin (CON-tribute)による日本語意訳です。

『コンラッド・シュニッツラー / インタビュー 30.3.08』

Con: 今は2008年3月30日、13時10分。では、質問に答えよう。

質問1: まず、最近の活動や音楽作品について教えてください。最近、誰かとコラボレートしたことはありますか?

続きを読むにはここをクリックしてください。

パート1パート2パート3パート4パート5
パート6パート7パート8パート9
※以下は、CD『コンサート』(キャプテントリップ CTCD-641)のライナーノートの拡張バージョンです。そのため、内容が一部重複しますがご了承ください。

“Concert”はコンラッド・シュニッツラー独自のコンセプトだ。一般的な意味と区別するため”Con-Cert”(以下、コン・サート)と表記されることもある。

きっかけは、1972年に初めて購入したシンセサイザー EMS Synthi A を用いてギグを行ったことだ。70年代、彼はケルンやハンブルクなどでギグを行っているが、シンセ1台ではサウンドが不十分なため、もっとオーケストラみたいになるよう、演奏時に流すテープを制作した。

当時、このようなギグのスタイルは、もちろんCONさんだけが行っていたわけではない。しかし彼は、さらにそのアイデアを飛躍させたのである。彼はカセット・プレイヤーを複数台用意し、テープを同時にプレイして、ダイナミックにサウンドをミックスすることを思いついた。これこそがコン・サートだ。カセット・プレイヤーの台数はそのときどきで異なるが、通常、4~6台程度で行うことが多かったようだ。

CONさんはさらに、2台のポータブル・カセット・プレイヤーと小型ミキサーを腰にぶら下げ、頭にメガホン・スピーカーの付いたヘルメットを被り、路上や公園でコン・サートを行なった。これが、いわゆるメガホン・ヘルメットのパフォーマンスだ。ビデオ作品『CON VIDEO 70's』の冒頭にその映像が収録されている他、『Con3』や『Context』といった作品のジャケット・カバー・アートのモチーフにもなっている。

Con video 70
Con3 Context

そうしたスタイルで街を練り歩いているうちに、テープを売って欲しいという通行人が現れるようになった。そのため、70年代には、お金がなくなると、このパフォーマンスを行っていた。実際、彼が街頭に現れると、駆け寄ってくる人々がいたそうだ。彼は、ときにはシンセも一緒に持ち歩いて野外で演奏することもあった。

また1980年には、オーストリアのリンツで開催された"Ars electronica"フェスティバルで、このパフォーマンスのイベントが行われた。題して"DIE WANDELNDE KLANGWOLKE AUS BERLIN"(「ベルリンの動く音の雲」の意)だ。しかし、CONさん自身によるライブのコンサートはこの年が最後となった。なぜならば、「コンラッド・シュニッツラーのライブ・コンサートは、本人がその場にいなくても成り立つ」というさらなる考えを打ち出したからだ。彼はそれを実践するため、今日のクラシック音楽のように、コンポーザー(作曲家)の他にコンダクター(指揮者)の役割を設けた。コンポーザー、すなわちCONさん自身は、コン・サートのためのカセット制作に専念する。それに対して、コンダクターはライブのコン・サートを行う。つまり、コンダクターさえいれば、コンポーザーは不在でもライブ・コンサートは成り立つというわけである。

コンダクターは、CONさんが制作したカセットテープから自分が気に入ったものを自由に選び、コン・サート会場でミックスしてリアルタイムにサウンドを生成する。また、それに伴い、テープをプレイするときの開始位置を決めたり、各トラックのボリュームを自由にコントロールする。スピーカーの位置を決めるのもコンダクターの役割だ。

当時、主にコンダクター役を担ったのは、米国のジェン・ケン・モンゴメリー~Gen Ken Montgomeryだ。例えば、1986年9月3日、東ベルリンのErloeserkircheという教会でカセット・コンサートが開催されたときも、ジェン・ケンがコンダクターを務めている。実は、CONさんもその会場にいたのだが、彼は話をしただけだった。なお、このときのライブ音源は、後にカセット作品『CONCERT』としてリリースされた。(LP『CONCERT』とは内容が異なる。)



ところで、CONさんは、コン・サートのためのテープを自分自身でもスタジオでミックスして、コン・サート作品の制作をおこなっている。LP『CONCERT』はその一例だ。

Concert

その後、時代の流れと共に、カセット・コンサートはCDコン・サートへと移り変わった。今日では、主にヴォルフガング・ザイデルさんがコンダクターを行い、定期的にコンラッド・シュニッツラーのコン・サートを開催している。さらにCONさんは、リスナーが自分でコン・サートを行うことを希望している。例えば、4人の友人がステレオの機材を持ち寄り、CONさんと異なるミックスをすれば、独自のCDコン・サートとなるわけである。アメリカやノルウェーでは、リスナーによるコン・サートが実際に行われている。

【関連項目】

CTM.08 - Kassetten Konzert(ヴォルフガング・ザイデルさんによるコン・サートの映像)

Conrad SchnitzlerのCon-Cert写真集

Conrad SchnitzlerのCon-Cert写真集2

フリー・コンサートとコンセプト・コンサートについて(インフォメーション・アバウトCONミュージック)

Wolfgang "Sequenza" Seidelさん、Conrad Schnitzlerを語る

※以下のテキストの原文は、ここに掲載する目的でコンラッド・シュニッツラーより送られてきました。

サウンドは一人歩きする

ミックス・ソロについて

オリジナル・ドイツ語テキスト:Conrad Schnitzler
ドイツ語からの英訳:Gil Schnitzler
英語からの日本語意訳:Jin
(2007年4月30日)

過去に「どのようにサウンドを聴き、そして何に重点をおいて録音するのか?」と質問されたとき、私はいつも、サウンドやサウンドパターンについての最初の体験を話した。その説明は今まで書き留めたことはなかった。私がどのように聴くか?何を感じるか?サウンドにどのように反応するか?

最初に単独のサウンドがある。私にとって、単独のサウンドとは何か?
続きを読むにはここをクリックしてください。

※原文タイトルの変更に伴い、日本語タイトルを変更しました。
今までに開催されたCon-Certの写真集です。(写真はすべてWolfgang Seidelさんご提供です。)














※手前の人物はKlaus Freudigmannさんです。









【関連項目】

Conrad SchnitzlerのCon-Cert写真集

コン・サートとは


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