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プライベート・リリース (2011年2月20日)

1-27

本作は、Conさんとヴォルフガング・ザイデルさん(クレジット名はヴォルフ・セクエンサ)が、1980年から断続的に続けていたプロジェクト、"Consequenz"の2009年制作のCDR作品です。作風は、シークエンスをコンセプトとしたフリーアートです。約1時間ノンストップで流れる本作品を聴きながら、以下に、どのようにサウンドが移り変わっていくかを書き連ねてみました。

オープニングは、ゆったり落ち着いた雰囲気のシークエンスが調を変えながら流れていく中、様々な電子音のノイズが縦横無尽に飛び交うエピソードから始まります。シークエンスは、途中でパーカッシブな音色に置き換わります。その後、別のエピソードに移行し、高いトーンの電子音と低音の蠢くようなサウンドが混ざり合います。サウンドはさらに変化していき、より一層ノイズの要素が強まっていきます。メロディーと呼べるものが一切なくなり、電子音のノイズに場が支配されます。ただし、よく聴くと、このプロジェクトのコンセプトである「シークエンス」が、ノイズに変調された形で微かに存在していることが分かります。その後も変化を繰り返し、再び、鍵盤で弾くことができるシークエンスが現れては消え、さらに今度は短いアタック音が散りばめられたパーカッシブなサウンドに切り替わります。かと思うと、さらに様々な音色のシークエンスが複数絡み合うなど、サウンドの場は目まぐるしく変化してきます。僅かに、前衛的なジャズのテイストが感じられる瞬間もあります。そのうちに、ズーーーン、ズーーーンと、緊張感のある低音のシークエンスが現れ、しばらく続きますが、それが急に止んだかと思うと、今度はまったく対照的に、ピアノの煌びやかな、春の喜びを表現したかのようなサウンドに移り変わります。そして、再びガラッと雰囲気が変わり、メロディー的な要素のない複数の電子音ノイズが現れ、最後はプアッ、プアッ、プアッ、プアッ、という音の反復(シークエンス)で終わります。

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