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Die Wolke DVD

DVD『みえない雲』

販売元: ハピネット
主な購入先: アマゾン HMV タワーレコード
言語 : ドイツ語, 日本語
本編 : 約103 分
特典映像 : 
1) 日本版劇場予告編
2) オリジナル予告編
3) 本国版インタビュー(パウラ・カレンベルク、フランツ・ディンダほか)
4) 来日時インタビュー(グレゴール・シュニッツラー監督、パウラ・カレンベルク)
5) メイキング

(以下は、映画『みえない雲』についての記載です。)

みえない雲

コンラッド・シュニッツラーのご子息、グレゴール・シュニッツラー監督の映画最新作『みえない雲』(ドイツ語原題:"Die Wolke")が2006年末より国内数都市でロードショウ公開されました。

『みえない雲』日本語公式サイト
『みえない雲』ドイツ語公式サイト

グレゴール・シュニッツラー監督は、ロードショウに先駆け、2006年10月にプロモーションのため初来日しました。
以下は、ネット上で見つかった監督インタビューの一覧です:

公式サイト
シネトレ
映画秘宝.com
Cinema Topics Online
Pause
Hollywood Channel
OhmyNews
AOL Entertainment
Tokyo Headline Web

Gregor Schnitzler
グレゴール・シュニッツラー監督(撮影:Jin)

多忙な来日スケジュールの中、幸運にも直接お会いする機会をいただけたのですが、グレゴール監督はとっても陽気な方で、政治からドイツ/オーストリアのお菓子の話題まで幅広く、ずっとノンストップで話していました。父親であるConさんについては、"He is special."と何度か言っていました。『みえない雲』は、ドイツ国内ではすでに結構な売り上げを記録しているようですが、原発事故という他人事では済まされないテーマを扱った作品でもあり、日本でも多くの人に観てもらうことを望みます。

『みえない雲』("Die Wolke")
あらすじ: ドイツの原発が大事故を起こし、3万8千人が死亡。避難を余儀なくされた10代のカップル、ハンナとエルマーを主人公に描いたドラマ。ハンナも核に汚染されてしまう。グードルン・パウゼヴァングのベストセラー小説"Die Wolke"を映画化。原作の日本語版は、単行本『見えない雲』に加え、文庫本『みえない雲』も発売。

みえない雲 『見えない雲』
Die Wolke Die Wolke Die Wolke

※映画の邦題はプレミア上映時の『黒い雲』から『みえない雲』に変更となりました。

私的考察:
グレゴール・シュニッツラー監督のいくつかのインタビュー内容をまとめると、『みえない雲』の狙いは、原発問題について意識の裾野を広げ、今まで原発事故についてまったく考えたことのなかった若者に、関心を持つきっかけを与えることだと読み取れます。確かに、映像による説得力は十分で、予備知識がなくても事故の悲惨な状況はしっかりと伝わってきます。

そのような狙いからか、映画では原作の内容が軽めのタッチに抑えらえています。そのため、普段から原発問題に関心の高い人がこの映画を観ると、物足りなさを感じるのではないかと思います。「物足りない」と思った人は、是非原作を読むことをお勧めします。原作ではさらに深い考察がなされていて、仮設病院の不衛生な環境についての記述があったり、ドイツ緑の党について触れていたり、映画では省かれていることがいくつか出てきます。また、主人公のハンナに恋人がおらず、その分、映画以上に、弟ウリーへの込み上がる想いが全編を通して綴られるのも原作の特徴です。

私が映画館へ観に行ったときは、周りは地味な感じの人が多く、中高年も目に付きました。恐らく、自発的に映画館に足を運んだ人の多くは、どちらかというと普段から社会問題に対する意識の高い人だったのではなかろうか、という考えが頭をよぎりました。テレビで放映されると、さらに多くの人々が観ることによって問題意識の裾野が広がることが期待できますが、民放でのテレビ放映はスポンサーの関係で困難かもしれません。事実、ドイツ国内では、電力会社が大きなスポンサーとなっている民放でのテレビ放映は困難で、代わりに、スポンサーのない放送局で放映されることが決まっているそうです。日本でも、NHKまたは有料放送でテレビ放映されることを期待しています。

関連項目:グレゴール・シュニッツラー監督の映画最新作 『黒い雲』("Die Wolke")

この記事のコメント

ありちゅんさん、情報有り難うございました!公開まで、ついにあと2日ですね。それだけ莫大な広告費を掛けられることを知り、なんだかほっとしました。テレビ広告、見てみたいなぁ。。
Jinさん、こんばんは。「みえない雲」の新聞広告が朝日新聞に載ったそうですね。うちは別の新聞を取っていますので実物は見ていないのですが、友人が教えてくれました。全面広告だそうですよ~。昨日、テレビでもCMを見ました。大勢のお客様が見てくださるといいのですが・・・ 主演の2人の演技力はもちろん素晴らしいのですが、弟役の男の子も熱演しています。人々がパニックになって逃げ惑うシーンは、大画面で見るとリアリティに満ちており、背筋が寒くなります。
ありちゅんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。また、約束を守ってくださりありがとうございました。その律儀さは、勝手ながら、私が個人的に知っている数少ないドイツ人(というかConさん)の持つメンタリティーに繋がるものがあるなぁ、などと思ってしまいました。

『みえない雲』の日本語公式ページが私が不在の間にオープンし、東京での公開日もついに決定したようですね。我が家では、すでに前売りの特別鑑賞券を購入し、年末の上映に備えています。今日、公式ページの掲載内容を一通り読みましたが、主役であるパウラのエピソードや原作者のインタビューなど、非常に興味深いです。原作の方も読んでみたくなりました。

また、テーマがテーマだけに、NHKとかでも取り上げてくれないかなぁ、などと淡い期待を抱いています。また、この映画を機会に日本版のリメイク(日本で原発事故が起るストーリー)など出てくれば、さらに問題提起となるでしょうが、とりあえずは、日本でどのくらいの人が関心を持って映画館に足を運んでくれるのか、個人的に興味があります。

私自身、まだ見ていないので、今の時点でそれ以上、映画の内容について言及することができないのが残念です。
Jinさん、こんばんは。先日は拙宅に遊びに来てくださり、ありがとうございました。遅くなってしまったのですが、今日ようやく「みえない雲」をUPしました。今頃・・・。Jin さんのサイトもリンクさせていただきました。多くの方が見てくださるといいですね。
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