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リリース元: Attenuation Circuit (ACU 1033 2021年6月21日)
リリース枚数: 100
試聴: bandcamp
主な購入先: bandcamp

Diaspar 1-12

本作品は、Doc Wör MirranがConさんとコラボレートした未発表作品『Diaspar Parts 1 to 12』です。2021年6月21日、100枚限定のCD-Rおよびデジタルでリリースされました。本作に収録されたトラックは、1990年代に録音され、その後2013年に追加録音&ミックスされたものです。bandcampより全曲試聴できます。


リリース元: bureau B (BB 408 2022年9月30日)
主な購入先: アマゾン(CD) アマゾン(LP) タワーレコード(CD) タワーレコード(LP)

1) Mohn
2) Keystone
3) Blue Lotus
4) Veins + Corals
5) FFAALL
6) Lo
7) This Last Duress
8) Coat

本作は、2022年9月30日にドイツのbureau BよりCD、LP、ダウンロードでリリースされた、Con-structシリーズの7弾『CON-STRUCT』です。Con-structのコンセプトは、Conさんのソロ・トラックに他のアーティストがサウンドを重ねて作品を構築(Construct)するものですが、今回はBAAL & MORTIMERがオファーされました。BAAL & MORTIMERはAlexandra Grüblerのプロジェクト名で、2020年にデビューアルバムをリリースしています。彼女は美学と哲学の修士号を取得した後、現在はベルリン在住です。Conさんの音楽との出会いは2007~2008年頃で、早朝、デュッセルドルフのKUNSTHALLEにあるSALON DES AMATEURSというカフェ・バーで"Das Tier"(『Con3』に収録)がよく流れていて、Conさんの名前も頻繁に出て来たそうで、そのうちに彼女はConさんのLPを聴くのが好きになったそうです。本作は、伸びやかで柔和な、女性的なサウンドに、リズム音やノイズがミックスされたような作風です。1曲目には、リズム音やノイズにConsequenzのテイストが感じられます。また、3曲目には、ずばりConsequenz2の1曲目のフレーズをスロー再生したサウンドが使用されているのが確認できます。
●2xMC90『CON 84』

con84-1_s.JPG con84-2_s.JPG

プライベート・リリース (1984年)
ディストリビューション: Transmitter Cassetten (TC 124/125)

CON 84/1:
side A: 1.1.84
side B: 29.2.84

CON 84/2:
side A: 1.7.84
side B: 10.10.84

(別バージョン: 3xMC60『Con '84』)
con84-1_s.JPG con84-2_s.JPG
con84-3_s.JPG

CON 84/1: 1.1 / 29.2
CON 84/2: 29.2
CON 84/3: 10.10

本リリースには、1984年に制作されたシーケンサー作品"1.1.84"、"29.2.84"、"1.7.84"とコン・サート作品"10.10.84"が収録されています。90分テープ2本組のリリースの他、"1.7.84"を収録していない60分テープ3本組のリリースがあります。

3つのシーケンサー作品は、すべてのサウンドが打ち込みで、作風は、いずれもシンセサイザーによる現代音楽の室内楽曲風アンサンブルといった感じです。

制作作業は、打ち込みのために楽譜を起こすところから始めたそうですが、大変な試行錯誤の末に完成した作品は、技術的な問題により音程のピッチがずれてしまったそうです。そのため、Conさんはこの時期に制作したシーケンサー作品の出来に満足しておらず、"1.1.84"および"29.2.84"はプライベートリリースのCD-R版もリリースしなかったようです。

なお、コン・サート作品の"10.10.84"は、2010年にカセット 『CON Live 10.10.84』およびカセット『10.10.84』として、異なるレーベルより相次いで再発されました。

●LP『Con '84』



リリース数: 222枚
プライベート・リリース (1984年)

side one:
1. X 19 ... X 18 28.6.84 Blasen
2. 16.4.84 (1+2)
3. X 19
4. X 18#

side two:
1. X 18 ... 16.4.84 X 19 X 18 (1+2)
2. 16.4.84 (Frei)
3. X 18# (1+2)
4. X 19 ...

1984年、ドイツの『Oldie-Markt』誌5月号にコンラッド・シュニッツラーの特集記事が掲載されました。(表紙の左上には、メガフォン・ヘルメット姿のConさんが小さく写っています。)



そこには、読者だけの特典として、新しいCONアルバムが予約できると記載されていました。



このLPこそが『Con '84』で、予約数に応じて222枚プレスされました。本作品は、同じ年にカセットでリリースされた『Con 84』の、2本目Side1に収録されたシーケンサー作品"1.7.84"に相当します。なお、しばらく経ってからファンの要望でCD-R化されましたが、作品の出来に満足できなかったConさんは、本当は作品を破棄したかったとのこと。

●CD『'84(1.7.84)』再発リマスター盤

Con '84

リリース数: 1000
リリース元: キャプテン・トリップ・レコーズ (2008年4月20日 CTCD-618)
主な購入先: アマゾン HMV

1. X 19・・
2. X 18・・
3. 28.6.84 吹奏(28.6.84 Blasen)
4. 16.4.84 (1+2)
5. X 19
6. X 18#・
7. X 18・
8. 16.4.84・
9. X 19・
10. X 18 (1+2)
11. 16.4.84 自由奏(16.4.84 Frei)
12. 18# (1+2)
<BONUS TRACKS>
13-23

LP『Con '84』のデジタル・リマスター再発版。ボーナス・トラック11曲を収録。
スタンプ付きの特製紙ジャケットと付属の楽譜を、可能な限り忠実に再現、とのこと。

※関連項目: コンラッド・シュニッツラー、キャプテントリップからCD全5タイトル、2008年4月20日発売予定!

●CD/LP/DL再発版『CON 84』、2022年5月27日リリースされました!



リリース元: Bureau B (BB 411 2022年5月27日)
主な購入先: アマゾン(CD) アマゾン(LP)

1. X 19 II
2. X 18 II
3. 28.6.84 Blasen
4. 16.4.84 I (1+2)
5. X 19
6. X 18 # I
7. X 18 I
8. 16.4.84
9. X 19
10. X 18 (1+2)
11. 16.4.84 Frei
12. X 18 # (1+2)

2022年5月27日、『CON 84』の再発リマスター版が、CD、LPおよびダウンロードでドイツのBureau Bレーベルよりリリースされました。実際に聴いてみたところ、同時に再発された『Consequenz II』と同様、低音域などに音質の向上が感じられました。


リリース元: edition-telemark (923.06 2021年3月30日)
リリース数: 300
主な購入先: アマゾン
試聴: edition-telemark

Side A:
Music Is Not Language. Neither Is It Painting. Just Music.(20:00)

Side B:
CONversation (19:40)

本作品は、Conさんとヴォルフガング・ザイデルさんとの共作名義で2021年3月30日にドイツ・ベルリンのedition-telemarkよりリリースされたLP『Music is not language. Neither is it painting. Just music.』です。本作は、Klusterの『KLOPFZEICHEN』や『ZWEI - OSTEREI』を思い起こさせるような作風となっています。ヴォルフガング・ザイデルさんによると、今回の作品は2019年頃から温めていた企画で、A面は、Conさんがドイツ語で音楽の哲学について語っている音声(CD-R『00/013 CON-TEXT (german)』より抜粋)に、ヴォルフガングさんによるEruptionスタイルのサウンドをミックスしたものです。また、世界中のConさんファンが内容を理解できるよう、英語翻訳の女性の声(コンピューターの自動音声)もミックスされています。Conさんは、いつも最新のテクノロジーに興味深々だったので、きっとこの企画を気に入ってくれただろう、とヴォルフガングさんは考えています。B面は、Klusterの上記2作品のB面と同様に、インストゥルメンタルな、語りなしのトラックとなっています。これは、Conさんの1972年の音源(英国ロンドンのGallery Houseで行われたEMSシンセを用いたパフォーマンス)に、ヴォルフガングさんがサウンドをミックスしたものです。

なお、ジャケットのカバーアートは、Conさんファンにはお馴染みの漫画家Matt Howarthさんによるものです。



リリース元: bureau B (BB 349 2020年8月7日)
主な購入先: アマゾン(CD) アマゾン(LP) HMV(CD) HMV(LP) タワーレコード(CD) タワーレコード(LP)
試聴:: bureau B - Soundcloud

1. Klirrfaktor
2. Schwingkreis
3. Gegenkopplung
4. Emitterfolger
5. Gegentakt
6. Phasenschieber
7. Hysterese
8. Grenzfrequenz
9. Ruhestrom
10. Vierpol
11. Monoflop

本作は、2020年8月7日にドイツのbureau BよりCD、LP、ダウンロードでリリースされた、Con-structシリーズの6弾『CON-STRUCT』です。Con-structのコンセプトは、Conさんのソロ・トラックに他のアーティストがサウンドを重ねて作品を構築(Construct)するものですが、今回はFrank Bretschneiderがオファーされました。東ドイツ出身のFrankは、ベルリンのエレクトロニック・ミュージックの作曲家で、ビデオアーティストでもあります。Conさんの生前にFrankが耳にしたCon作品は、たまたまFrankの興味とかけ離れたものばかりだったようで、2人が直接出会うこともありませんでした。とはいえ、Frankのテクノな作風は、Conさんの2000年以降の00/XXXシリーズのテクノ作品に非常によく馴染むため、今回のコラボレーションは好企画だと思います。本作品の作風はフリーなエレクトロニック・サウンドで、全11トラック中、4トラックにリズムやシークエンスが入ります。


リリース数: 100
リリース元: Generations Unlimited (R.GU-CS2 2018年7月4日)
購入元: Generations Unlimited(米国)、Control(米国)

Casette1
Side A: Duo 1 (7+8)
Side B: Duo 2 (3+4)

Cassete2
Side A: Duo 1 (5+6)
Side B: Duo 2 (1+2)

本作『Con Duo』は、2018年7月4日、米国Generations Unlimitedより60分カセット2本組セットでリリースされました。本リリースには、カセット『89/10』の、ミックス前の1~8トラックのサウンド(ConさんはSplitと呼んでいました)が収録されています。

カセット1のA面(トラック7+8)とB面(トラック3+4)、カセット2のA面(トラック5+6)とB面(トラック1+2)の計4面を同時に再生することで、8チャンネルのライブ・コン・サートを誰でも行える趣向となっています。もし、カセットテープの音源をWav等のオーディオ・ファイルに落せる環境があれば、PC上でAudacityのようなフリーウエアを用いて4つのオーディオ・ファイルを同時再生できるので、(LRの2つのチャンネルのみとはなりますが)手軽に自分だけのライブ・コン・サートを楽しむことができます。

そのような要領で、本リリースの音源をライブ・ミックスすると、ノイズと楽器音による不協和音を中心とした、約30分のコン・サートとなります。途中で、日本の伝統芸能のサウンド(「いよお」という掛け声と鼓)を用いたエピソードも含まれます。


リリース数: 600(超透明クリア・ビニール盤=150、黒ビニール盤=450)
リリース元: ROTORELIEF (ROTOR0066 2018年7月14日)
試聴: YouTube
主な購入先: アマゾン(黒ビニール盤) アマゾン(クリアビニール盤) HMV(黒ビニール盤) HMV(クリアビニール盤)

A1 Kontaktmechanik (6:26)
A2 Extruder (5:16)
A3 Abrasion Métallique (6:27)
B1 Umspulung (8:05)
B2 Doppelwelle (10:10)

本LP『Extruder』は、Conさんが生前、PHARMAKUSTIKとコラボした未発表作品で、2018年にフランスのROTORELIEFより限定600枚リリースされました。本作は、2016年にリリースされた『Kontraktion』に続く第2弾で、1986年にConさんの自宅スタジオで録音されたテープ5~6本分のセッションを元に、Siegmar Fricke(PHARMAKUSTIK)が2017年に編集したものです。内容は、前作に引き続き、アグレッシブなインダストリアル・ノイズです。なお、A2の冒頭にConさんの音声が流れます。クレジットによると、使用されている機材は、アナログシンセ(EMS Synthi A,、コルグMS20、ヤマハ CS5)、リズムマシン、エフェクト用機材(Dinacord Echocord、デジタル・ディレイ、ibanezマルチエフェクター)、ラジオとのことです。なお、第1弾の『Kontraktion』がConさんの『Rot』になぞらえて赤いジャケットだったのに対し、第2弾の本作『Extruder』はConさんの『Blau』になぞらえて青いジャケットとなっています。


リリース元: bureau B (BB243 2017年3月24日)
試聴: SoundCloud
公式ビデオ: Conrad Schnitzler & Pole - Drachenbäume sind friedliche Wesen
主な購入先: アマゾン(CD) アマゾン(LP) HMV(CD) HMV(LP) タワーレコーズ(CD) タワーレコーズ(LP)

CDのトラック:
1. Wurm (5:30)
2. Sieht hoch, (5:13)
3. Lacht (6:44)
4. Und fängt den Vogel! (1:49)
5. Drachenbäume sind friedliche Wesen (9:36)
6. Wiegenlied für Katzen (11:19)

LPのトラック:
Side A
1. Wurm (5:30)
2. Sieht hoch, (5:13)
3. Lacht (6:44)
4. Und fängt den Vogel! (1:49)
Side B
1. Drachenbäume sind friedliche Wesen (9:36)
2. Wiegenlied für Katzen (11:19)

本リリースは、2017年3月24日にCD、LP(CD付き)、ダウンロードでドイツのbureau Bよりリリースされた、Con-structシリーズの第5弾『CON-STRUCT』です。Con-structのコンセプトは、Conさんのソロ・トラックに他のアーティストがサウンドを重ねて作品を構築(Construct)するものですが、本作ではPole(Stefan Betke)がオファーされました。Poleは、以前にもConさんのZugのリミックスを制作していて、その作品は2010年にリリースされたLP『Zug, incl. Remix by Pole』、および、2012年にリリースされたZugのリミックス集CD『Zug Reshaped And Remodeled By Ricardo Villalobos & Max Loderbauer 』に、"zug - reshaped by Pole"として収録されています。

Poleのコメント:
正直いって、元々、コンラッド・シュニッツラーの作品に興味はなかった。過去を振り返ってみると、80年代半ばは普通のバンドをやっていた。ギターやドラムで、ヒップホップ、ジャズ、アバンギャルドをやっていたのだが、「どうやったら、こういう楽器や形態から抜け出せるだろうか」と思っていた。それらはもう時代遅れだと感じていた。そして、出会ったのはコンラッドが参加したタンジェリン・ドリームのアルバムだった。でも、そんなに好きじゃなかったので、コンラッドとの初めての出会いは、いいスタートではなかった。とはいうものの、何かが起こったんだ。私は一人で勝手に決めて、TR-808とミニムーグをバンドのリハーサルに持ち込み、メンバーに言った。「俺たちはエレクトロニックをやるぞ。」その後は、あらゆることが自然に進んだ。私は、ベルリンのシュニッツラーのことを、さらに深く理解するようになった。彼の複雑でユーモラスな性格と、ほとんど突拍子もない多様性に、いつも感心させられた。だから、時を経て、Con-Structシリーズのオファーが来たとき、断るわけがなかった。彼の影響は絶大なものになっていた。オリジナルのCon-Structのコンセプトに反して、私のアイデアは半々にすることだった。50%のサウンドはコンラッドのもので、残りの50%は私のものだ。コラボレーションは次のようなルールで行った。私自身は4種類のものを用いる。改良した古いリズムマシン、2つの古いシンセ、自分で組んだモジュラーシステム。シュニッツラーのものは4つのサウンド・マテリアルで、それらをモジュラーに通して、流しっぱなしにしておいた。偶然生まれたサウンドは重要な要素だ。そして、すべてをミキサーにつないで音を重ねた。ほとんど手作業が不要な状態にしておいた。彼のサウンドがリードし、そこに私のサウンドを加えた。2人っきりになってみて、少しだけ、お互いに理解し合えたような気がした。彼に会っておけばよかった。


リリース元: リリース元: ROTORELIEF (ROTOR0078 2021年10月18日)
リリース数: 500 (シリアル番号入り)
主な購入先: ROTORELIEF (フランス)
試聴: YouTube

A: SCHBKRAFT [ PHASE1 ] 18:30
B: SCHBKRAFT [ PHASE2 ] 18:13

Conさんが生前にPHARMAKUSTIKとコラボした未発表3部作の最後の作品『Schubkraft』が、2021年10月18日にフランスのROTORELIEFより限定500枚(シリアル番号入り)のLPでリリースされました。内容は、前2作に引き続き、アグレッシブなインダストリアル・ノイズで、A面B面共に、テンポの速いリズムの曲が収録されています。YouTubeで本作のサンプルが公開されています。なお、本リリースのジャケットカバーの実際の色は、黄色というよりは、どちらかというとオレンジに近い色です。




リリース元: bureau B (BB245 2017年2月10日)
試聴: SoundCloud
主な購入先: アマゾン(CD) アマゾン(LP) HMV(CD) HMV(LP)

CDのトラック:
1. 05/1975 B (6:11)
2. 05/1975 A (4:29)
3. 12/1975 A (1:53)
4. 14/1975 A (2:21)
5. 03/1975 A (3:54)
6. Lichtpunkte Und Schwarze Zeichen (23:30)

LPのトラック:
A1. 05/1975 B (6:11)
A2. 05/1975 A (4:29)
A3. 12/1975 A (1:53)
A4. 14/1975 A (2:21)
A5. 03/1975 A (3:54)
B1. Lichtpunkte Und Schwarze Zeichen (23:30)

本作は、Filmmusikシリーズ全2タイトル中の第2集で、前作の第1集『Filmmusik 1』に収録しきれなかった5トラックが収録されている他、以前よりCD化の要望が高かった1978年の映像作品"Lichtpunkte und Schwarze Zeichen"の音源が6トラック目に収録されています。この曲は23分半の大作で、9分半の前半"Lichtpunkte"(光の点、の意味)と14分の後半"Schwarze Zeichen"(黒のシンボルマーク、の意味)の2つのパートに分かれています。いずれのトラックも、生前Conさんが制作した音源をリマスタリングしたものです。なお、本作のライナーノートには、私の方で提供させていただいた内容を掲載していただいたのですが、日本の国旗のイメージにちなんでジャケットを赤と白のデザインにしたようです。


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